天嘉伍@日本武道館 2006/12/25
さいこうだったなぁ。泣いて笑ってしあわせでした。
天嘉伍@日本武道館 2006/12/25
ken
がはじまるまえに、ステージ向かって右側の一階席に黒い幕で覆われた小屋が出現。
なんだろねーとおもっていたら、黄色い歓声(若干戸惑い気味)があがって、hyde降臨。ふつーにてくてくって、客の近くを歩いて、その小屋に入っていかれました。セレブみたいにおててをふっていたよ。
Empty rooms
丁寧に歌ってました。雨に濡れた髪の毛のにおいがするような、煽情の歌声。
きれいな指に挟まれたたばこが、ふいっと口もとへ運ばれて、その軌跡を描く煙さえ、なんの作為もないのにいちいちkenで、一挙一動に眩暈。
Speed
ドラムがSATOちだったんだってね。ギターがミヤくんで、無骨なプレイだなーという印象でした。けんさまは荒々しく繊細でセクシーときどき凶暴、なイメージなの。
お歌もふつうに聴き入っちゃった。trickであれだけひやひやさせられたのに、なんだようまくうたえるんじゃん。
けんちがひっこむとはいどもいなくなってました。
ついでに小屋もいったん畳まれてました。
次のバンドはおめめがしろかったです。
向かって右側のステージ。ぎゃぁ目の前!!!Y嬢ありがとう!!!
かおりさんがナースコス。あのDUNE櫻みたいな格好してる人はDUNE櫻コスということでいいんですか。鍵盤がそひあのひと。
スコール
いっしょに口ずさみました。櫻はぽこぽこ太鼓からギター、ギターからぽこぽこ太鼓、という具合に。いいうた。すき。
櫻「らいおんへっずです。次の曲で最後になりました」
客「やだー、もっと!」
櫻「もっと……ききたいひとは、ライブにきてください。では、「処方箋サリドマイド」聴いて下さい」
Show for them,Sally's mind
なにその仮タイトル。え、2月の新曲のことかしらとおもったらサリーちゃんで、きゃぁきゃぁ!と心の中でぴょんこぴょんこしてました。しょほうせんさりどまいどって、しょうふぉーぜむ、さりーずまいんどってことかぁ!なるほどねー!!大好きこのセンス。
初らいおんで好きな2曲がきけてしあわせです。
途中でキーボードとDUNE櫻コスのひとたちが白衣を着て、マスクして、キーボードを診察しはじめる。ギターをほっぽりだした櫻さんと3人で、キーボード演奏。櫻さんがめちゃくちゃにしてた。なにこのお医者さんごっこ……!!だからかおりさんナースだったんだぁ。こういう演出だいすきです。
ギターソロはね、きもちよさそーに、やたら例の小屋のほうをむいてギターをかき鳴らしていました。
そう、ライオンさんがはじまるまえにまた小屋が建てられて、微妙に向きをかえて、しかもさっきより大きくなってて。
……kenのときははいどさんだけのために建てられてたんですね。だからちいちゃくてへいきだったんですね。
わたしの席からは青い照明に照らされたEin兄さんがらいおん中ずっと見えていたのですが、おそらくあのひともいたのでしょう。ふふふ。
tetsu
アイドルでした。ステージの端から端までぴょこぴょこ走り回るうさぎちゃんsay good-bye状態。髪の毛からしめ縄が垂れ下がっていましたが年末だからですか。
新曲MCは、おなじことでもくり返したらおもしろくなるんじゃという主張のもと、三度目のアレでした。うん、なんか、共有感がうれしかった。ラニバ行った者同士のね。
彼の新曲はらるくの新曲よりもぜんぜんすてきでした。ああ、いや、らるくのほうはまだ完成形じゃないんだもんね。てちソロはタイアップもあってもう完成してるんだもんね。
青臭くてさわやかな汗の似合う青空てつぽっぷでした。スポーツ番組だっけ、タイアップは。ぴったりだとおもいます。ぴったりあわせてくるかんじがとてもtetsuらしい印象でした。
kenでは黒スーツマフィアだったけんさまもすっかりくつろぎモード。白Tシャツにらふなパンツ。
ステージの両端にうり坊がいて、くるくるまわったりおめめを赤く光らせたりしてました。このうり坊ちゃん、さいごにチケットの半券を櫻が引いて、選ばれた人に贈られました。ちゃんと持って帰ったのかしら、当選した人は。
櫻「このうり坊様を手に入れれば、2007年、家庭円満。要らないといっても強制でもってかえってもらいまーす」
ken「今年一年はさんずおぶぱぴーずとして活動してきたぼくらですが、来年はこのうり坊たちとともに活動していく予定です。といっても一回きりだと思いますが(おいおい来年の活動なし宣言かよ)次の曲聴いて下さいぎみあぎったー」
けんちの「ぎみあぎったー」て発音にきゅんきゅんしつつ、gimme A guiter大好きなのでうっとり。やっぱりじょうずでした。聴いていてうっとりできるくらいには、彼にも余裕があるように見受けられたので。
えぶりせかんど~のときにEin兄さんにむかって何事か指示?してるけんさま。なんかあったのかなー?
ぱらだいすのふー、にもくらくら。この人の声はアルコールみたいですね。依存性があってね。きもちよくなれるの。
さいごはEinヴォーカルで新曲披露。カヴァー曲かしらとおもって油断してたわ。まったくもう。
ムック
モニターに歌詞が表示されてて親切でした。
「謡声」をはじめてきいたとき、たつおの声だけどムックらしくねぇなっておもって難色を示したわたしですが、ライブできくとすんごくよくて、近くにいたのりのいいお姉さんに倣ってえいえい!と踊りました。やせられる気がしました。
DANGER CRUE SUPER ALL STARS
MCたつお「デンジャー5のメインはこれからといっても過言じゃねぇよなぁ。ことしは時間があるよっていわれて、1バンド2曲できるってことで、ぼくら2曲やります!っていったんですけど、気づいたらほかのバンドは1曲ずつしかやらないみたいで、若干しゃしゃったかんじですみません(笑)とくにね、Einさんなんかね、2曲やりますっていったらすんごい嫌な顔してたからね。すんません」
MCたつお「今年で5回目になるわけですが、今回はね、『えぇっ!デンジャーがこの曲をカバーするの!?』っていうようなやつをもってきたからね。……リップスライム!!」
客「ぎゃー!!」(このときY嬢は軽く信じたらしいです。にやり)
MCたつお「(ぼそっと)オレンジレンジ…」
客「ざわざわざわ……!!!」
もう、たつおの口からおれんじれんじとかいわれるとね、すっごいきもちいいです。高らかに笑いたくなるの。さすがGODといわれるだけあるわ。
MCたつお「うるせぇ!てめぇらだまっとけ!!」(なに急にー!笑)
間を持たせる場つなぎMCがじょうずで、たつおの好感度あっぷでした。
そんなこんなで、曲に入るカウントの、「チッ」ってのが聴こえた瞬間に、わたしはY嬢の肩にすがり付いて「あ、あ、あ、」とかキモい取り乱し方をして、前奏と同時にくず折れました。まじかよなんでいやいやいやじゃないけどいやいやいや…!
THE YELLOW MONKEY 「JAM」
いやぁ!すっごいうまい!
声にあってる。くやしいほど。そんでまさかたつおに泣かされるとおもってなかったからなんにも考えられなくて、ここ何年も自分のカラオケと音源以外のイエモン曲なんか聴いてなかったからね、ふつうにうれしくて。
吉井和哉がらいぶでじゃむやったとかきくとおもしろくないんですけど若手がコピーするのはうれしい。
めそめそするわたしの背を、Y嬢がずっとよしよししてくれました。たすかったよ…!
次の曲はルナシーさんのさいごのきょくだったらしいので、これら2バンドの最期の曲をそれぞれカバー(つーかコピー)したことに意味はあるのかなーなんておもったりね。追い越してやるぞ的な?
どうでしょうね。綴じた歴史は美化されるばかりだからその野望達成は容易でないと思いますががんばってください。っていうところまで憶測。
銀テープ(長め)が飛び出て、モニターには「銀テープ提供:音楽と人 天嘉伍パンフもよろしくお願いしますm(__)m」ってテロップが(笑)
MCたつお「先輩ヴォーカリストを紹介するぜ。デンジャーといえばこの人!」
客「きゃっきゃ」
MCたつお「てめぇらの裏をかくぜ!マオ先輩!」
客「笑」
まったくね。裏をかかれたよね。MCマオにゃんにチェンジで、
MCマオにゃん「ぼくのわがままをきいてくれました。ドラムけんさん!」
な……なんの曲やるんですか…!
すっかりいえもんちゃんでめろめろのわたしには、けんさまの白Tがまぶしくてはらはらしちゃってモノが考えられない。
けんさまのドラムスタンバイを待つ間、マオにゃんに場をつないでほしいのに、もうね、しゃべりが下手で。「銀テープ、もらってどうすんの、もってかえんの?」「ちょ、ウェーブやってみっか、ええーどうしようかな、あ、うしろもあるんだ、ええとええと……」
しまいにゃムックの輸血先生が助け舟を出す始末。
「こうしてきみと話すのははじめてだね」「どうですか武道館は」
L'Arc~en~Ciel 「虹」
うえぇ!なんで!いやらるくやりたいマオにゃんのきもちはよくわかるよ、でもなんで虹でけんさまをどらむにすえてんの…!ぎゃふ!
けんさましかみてませんでした。うん、たたけてた、よね?あの、バックショットが、背中が。細いのに逞しい背中が。ああ。
舞台袖からははいどさんとL'新旧ドラマー(どちらかという説があります。三人でみてたのかなぁ?)がそっと見守っていたそうです。
トリをつとめる櫻が登場、マオにゃんとマイク交代。
当然のようにhydeをヴォーカルに呼び込んで、黄色い歓声がきゃっきゃ。ああもう、こっちが申し訳なくなるほどあからさま。
歌に入る前に、マイクに向かってなにかしゃべろうとしたのに、やっぱいいや、ってやめて、「一曲聴いてください」とそっけなくひとこと。
ああ、いいたいことはいっぱいあったんだろうなぁでもぜんぶのろけいいわけにしかならないからいうのやめたんだろうなぁとかおもいました。どんなふうに思い入れて演奏しても、受け容れてくれない人はいるもんね。
L'Arc~en~Ciel 「I'm so happy」
うーわぁー。ほんとにやった。なんかもう予想できてたけどそれが現実になるとちょっとにわかに信じられないよね。
去年はひねくれて、はいどドラムのやたんヴォーカルなんてやってたけど、今年はもうね。ああもうね。
客席までこうふくな黄色っぽい照明で、まばゆいほど。きっとはいどからは、客が泣いてるの、見えただろうな。
櫻のコーラスにじわんてきたよ。ドラマーのコーラスは美しくない、なんてゆきたんがゆってたけど、わたしはだいすき。あのマイクをふいってよけるのとかガン見してた。鈴木さんもすきだ。(@みすちる)
あいらぶゆーが迫力たっぷりのゴルァ声でどきどき。
司会進行お疲れ様、ってぐあいに、櫻を励ますように肩をくんだり、耳打ちしたりしてました。
さいごのモトリークルーではギター係のはいどさんでしたが、櫻とずーっとアイコンタクトでタイミングを計って、うなずきあいながらシャウトをはさんでた。ひぃー!もう、ほかのメンバー完全無視。見つめあいすぎ。でれでれしすぎ。
織姫と彦星のようなふたりにあてられっぱなしのラスト15分でした。
ちろちろうごきまわって、ステージの端っこ。あんなにちかくでhydeをみたのは初めてでした。
はいどはhydeでしかないのね。すんごい美しかった。
すてきな夜をありがとう。
さそってくれたY嬢、席も最高でした。ありがとう。ほんと取り乱してすんません。支えてくれてありがとうね。またよろしく。
追記:会場でもらったフライヤーのなかに、杉本善徳さんのチラシがモノクロ・カラーあわせて5枚入っていたんですけどこれは来年、わたしと彼になにかがあるってことなんでしょうか。Y嬢はふつうに一枚ずつだけだったのに…!こえーよ!