幸福論

ライヴレポート、独りよがりな歌詞解釈、イベント参戦の記録 THE YELLOW MONKEY・吉井和哉・L'A・金爆・MUCC

L'Anniversary Live@東京ドーム 2006/11/26

L'Anniversary Live@東京ドーム 11/26

開場前にらるからを。

おとなりのお部屋ではミクシィちゃんであつまった団体さん(ってドアに殴り書きが貼ってあった)がラルカラを催してらっしゃいました。すてき。

わたしたちもつられて、めったにうたわないのにらるくオンパレード。漏れ聴こえる野太い叙情詩にまけてなるものかと、H嬢と美声を響かせました。ふふん。勝ったわ。

L'Anniversary Live@東京ドーム 11/26

はいどさんが赤いネクタイ白シャツ黒ベスト+ジャケで執事ちっく。ああっこのこがご奉仕してくれるのねムラムラ…とかゆってたらね、けんさまの赤シャツ+黒ジャケの、襟元のふりふりリボン結びがね、

俺がプレゼント状態なんですけど…!

りぼん解いてどうぞお気に召すがままにっ…あんた誕生日なのになんで差し出してんの!!!(自身を!)

この日のわたくしは襟がもさもさしてる赤いカットソーで、うっかりけん様とおそろい。あばばばどうちよう…!(どうもしません)おいしくいただかれたい。どうぞどうぞ!!(けっきょくご奉仕気質←されるのにがて)

そんなかんじでどきどきしていたら巨大スクリーンにむかってはいどさんがちゅうをかましてくれたり、もうなんでしょうあああこまる。

献身でうたってほしくなんかないのよ。とかちょっとね。うん。

いや、客のよろこぶ反応がうれしいのかな、とかおもったりね。ありがとね。

MC

けんさま「いまねぇ、このドームはタイムスリップしてるんだよ。あれ、信じてない。じゃぁ外出てみてくればいーじゃん!」←こどもみたーい。(わたしはその設定を忘れてました。イッケネェ)

けんさま「でもいま外にでちゃうとね、へんな時代にいっちゃうからね、出ないほうがいいと思います。」(ドラえもんなんだな)

けんさま「15年やってるとね、この曲やりたいなーとおもっても、なかなかセットリストにいれてもらえなくてですね、ぼくもなかなかいいだせなくてね、そうこうしているあいだに10年とか経っちゃってね。

こりゃいかん!というわけでね、りくえすと!(挙手しながら)All Dead!」

けんさま「ゆっきーが、初めてやる曲だぁなんていってたけど、俺ら3人もわりとわすれてるからね。新鮮なきもちでやってます。ねーゆっき?」

ゆきのほうをみて首をかしげる

ゆきがスクリーンに映り、ゆきコール。ゆききょとん。(だれがスクリーンにうつってるかわからんもんね)

MC

hyde「リクエストありがとうございました。えぇ、マニアックな選曲で、すっかり定番曲を省いていただいて。

できるだけ反映させますので、楽しんでいってください。

次にやる曲はねー、上位にはいっていたんですけど……ご主人様も、あんがいえっちがお好きね」

metropolis

例によって腰うねうね股間なでなでズームズーム。声もえろい。顔つきも。腰をつきだしてこられるとてれちゃうんでやめてくださ…っ!(でもガン見)

へんなタイミングであなたが差し込まれて、えぇーなにこれむりやりすぎる。と戸惑いました。うっすらくちずさみつつ。ランキング反映なんだなーと。ありがとありがと。

trickでスクリーンが四分割されてそれぞれが映し出されると、はいどさんがかの有刺鉄線チョーカーを身につけていることに深読みしちゃう腐れ魂。

でもよく見るとけんさまは白スーツにサラシ、はいどさんはへび柄シャツのグラクロ仕様で、ああーこれ昔の衣装なんだと気づきました。なにこれっ!このあとのパレードでいつのまにかチョーカーは外されていました。なんなのっ!(チョーカーひとつに振り回されてつかれた)

昔の衣装といえば25日はヘブドラのPVで着た衣装を身につけて、きつい……なんてもらしていたしね。でも着れるんじゃん。10年ちかくたってんのに!すげぇ。きっとラルカフェで展示した衣装ひっぱりだしてきたんだろな。

Shout at the Devilのかわりに、

いばらの涙

やりやがった……ぎゃーー!!!好き好き!うっとり聞き入りつつ。

むかしのおひめさまスタイルで登場すると、Duneとvoiceを披露。ああ、もうI'm in Painはやらないのねごめんね……とおもいました。B嬢こんど音源くださいノシ

hyde「僕の好きな曲を聴いてください」

で始まったのが叙情詩だったのもうれしかったな。たいせつそうに、ていねいにうたってくれました。H嬢とてをつないで聴き入りました。どこまでも伸びて響いていく声が、なんかもうこのひとだいじょうぶだとおもわせてくれました。ありがとう。

killing meではアリーナに降り立って、伸びてくる無数の手にからだを触らせながらうたって、てち側からけん側まで走り、けん側からステージにもどりました。

ああ……けんちゃんにちょっかいださねーかなだしそーだなと一同が息をつめて見つめていると、

はいどさん、けんさまの背後でしゃがみこみ、

がに股でギターをかき鳴らすけんさまの股の間をくぐって

ころんて仰向けに寝転がった…!

んぎゃー!!なにしてんの(゚Д゚;))

床にねっころがったはいどさんのさらさらの髪が散ってる。

けんさまは長い足ではいどをまたいで、そのままおてち側のはじっこまで走って行っちゃって(てれてんのか興奮してんのか)

置き去りにされたはいどさんはなかなかおきあがりませんでした。うっとりしながらゆっくりおきあがり、けだるげに状態をゆらしながらきりんぐみぃぃぃこわれそぉぉー!なくらいー(以下略

はあぁ、ええもんみた……!!

このあとLinkのメンバー紹介で、けんさまが早口ことばを求められたおりにもはいどさんはけんさまの足元にねっころがって、けだるげな上目づかいで彼を見上げてらっさいました。なんなの。煽ってんの誘ってんの、何されてももんくいえねぇぞ。

「バスガス爆発」がいえなくて、さいごにはわざと「ブス大爆発」とかゆうてました。このときわたしはけんさまにブスと罵られたような心持になり背筋が震えるほどかんじてしまいました。たいへんきもちよかったです。もっと、もっといって!(ホンモノ)

MC

hyde「さいきんねぇ、ようやく歌をうたうことが楽しくなってきました。昔はね、宿命なんかなぁなんておもっていたんだけど。。。15年つづけてね、たのしくなってきて。……ちょっと、歌ってみてもいい?」

うっかり安心させてもらったのに、歌いだしたのは「ハッピーバースディみすたーけんちゃん」

吐息交じりの妙にいろっぽい歌い方でね。みすたーけんちゃんって。

ひどくてれくさそう、でもうれしそうな満面の笑みのけんちゃん。差し出されたギターの形のケーキに、首をかしげて腰をかがめてかじりついていました。背の低い子にちゅうするときみたい。。。

いやいや。はい。

ユキヒロ先生のおことば。

「らるくあんしえるが15周年ということで……ぼくはそのすべてにかかわったわけではないのですが、これから、らるくの歴史をいっしょに築いていきたいとおもいます。」

っていいながら、観客に、メンバーに、スタッフに、うしろを振り向きながらなんどもお辞儀。

あ……ここでわたしは、いやだI'm so happyは聴きたくない…!!!とつよくおもいました。

いいんだよ、これで。らるくはこれからもこれでいいよ。過去の選択がどうだったかは、もういいよ。尊重できればそれで。

あの観衆の中にあのひとをつれてくるのはこわかったから。

きっとリーダーと櫻の対談を読んだ上でのことばだったんだろね。ゆきの心細さとか、それをささえたリーダーの苦労とか、想像しかできないけど、想像を絶するものだったろうけど。

ありがとう。ありがとう。

さいごのMC

hyde「この15年のあいだに、くじけそうなこともあったけど、それをのりこえてこれたのは、ぼくらもそれぞれ努力したけど、やっぱりなにがあっても支えてくれたファンのみんなのおかげだとおもっています。

どうしてここまで愛されるバンドなんだろうっておもったらふしぎなんだけど(照笑)ありがとう。」

蟻が十を掲げているだけあって、何度も何度も「ありがとう」を聴きました。

おなじくらいこっちも、ありがとうありがとうっておもってました。

あいするのなんかたぶんかんたんです。

あいされるほうがよほどむずかしいし、くるしいはずです。

窮屈なお洋服を脱ぎ捨てるみたいに、重荷になった思い出や愛を振り払っていったバンドを知っているから、あいしてくれてありがとうなんていわれてもね、こっちとしては、あいさせてくれてありがとうとしかいえません。あいを捧げることを許してくれてありがとう。

なんか、だいじょうぶそうでした。

あいされてることに感謝できる、あのひとたちはだいじょうぶだとおもいます。

ありがとう。

電車の中でも、飛行機の中でも、思い出して何度も涙ぐんだよ。

カラオケで泣いたのは、「思い出は重荷になるという」のところ。

きつかったら脱ぎゃいーじゃん、なんて、いわれて、でも待ってたから。

また手をつないで、このひとたちのおうたを聴きたい。ありがとうでした。