幸福論

ライヴレポート、独りよがりな歌詞解釈、イベント参戦の記録 THE YELLOW MONKEY・吉井和哉・L'A・金爆・MUCC

吉井和哉 GOOD BY YOSHII KAZUYA@苫小牧市民会館 2013/4/12

車で会場につけられたのは、2007年の月寒グリーンドーム以来ですね。

案の定迷子になったけど、時間に余裕があったので駅のほうまでいってお買い物してみたよ。

あの町の若い子の繁殖力の高さが半端ない(^-^)

 

TOUR 2013 GOOD BY YOSHII KAZUYA @苫小牧市民会館 2013/4/12

 

 

●トブヨウニ

【もうやめたい?終わらせたい?でも信じたいから ここまでついてきたんだろ?】

そうです、そのとおりです、わーん(;_;)

 

●点描のしくみ

【なるべくなら笑って できるだけポジティブで】

 

MC

「苫小牧!

最高のさびれ具合だな(笑)だいっすき(笑)

さいごまで楽しんでいってください!」

●ゴージャス

きゃーきゃー!!

ラメ入りの紅茶ァァァァ!!

大好きなのー(;_;)うれしい(;_;)

●I want you I need you

●CALL ME

「俺でよければ呼んでくれ」

曲の冒頭でささやくように↑

ああ、このひとは自分がろくでなしだって知ってるんだな。

個人的なおもいとかなさる詞がおおくて震える。

呼ばれたいよ、呼ばれたらいくよ、呼んでもこないじゃない呼んでよ。

 

●シュレッダー

シルバーのアルミニウムぽい照明、前回と一緒

●朝日楼

『シルクスカーフに帽子のマダム』の主人公の晩年の様子なんじゃなかろうかとおもっているよ。

●LOVE&PEACE

ちかくにいた男子(20代半ばくらい)がラブアンドピースの振りを、ハートつくって、ピース、ってしててかわいかった(*´ω`*)

吉井和哉の偉大なところはね、男性目線と女性目線で愛の定義が違っていて、それをちゃんと表現できるところなの。

【でも「愛」とかっていうのはもっと重たい 僕はどっかそう信じてるんだ】

がLOVE&PEACEで、

【わたしは 愛の重さとかは どうでもいい】

てのが女性目線の「おじぎ草」

「BEAUTIFUL」だと相手の望むような愛を返せなかったのだろうとおもわせる、【愛とはなぜか厳しくてくるしい】

このひとのことばはわたくしの血肉です。震えるわ。

 

●雨雲

 

暗転。

スクリーンに、吉井と鴨南蛮ズのLINEのやりとりが映し出される。

「ホッキ」がお気に召した様子(笑)研二さんにもおしえたいわー。ぜったい気に入るわ(^-^)

そば屋いったよー、とか、(動画有)キャバクラ一軒みつけたよ!ジュンゴ、いきなよ!とか(かわいいこいるよ、って、ジュンゴさん以外の3人の女装写メ公開(笑)やっぱり鶴谷くんがいちばんかわいい)

今回のツアーはアンコールないからね!とか。

でも2時間越えのボリュームだよ!とか。

わたしの視力では↑この程度でした。くそー、メガネ作り直さなきゃ。

 

 

「ここからはいつもとちょっとちがう、アンプラグド的なものをやりたいとおもいます。

YOSHII LOVINSONさんの曲なんですけど、これを作ったころに9・11があったのかな」

「さっきもちょっといったけど、こういうさびれた町が本当に大好きで。FLOWER&POWERLIGHTツアーのころから、こういうあんまりこれない地域を回るツアーの計画があったの。でも震災があって。FLOWER&POWERLIGHTツアーが満足いく形でできなくなって。今後はこういう、いままであんまり回れなかった地域にも来るようにするから。15年くらい前には、隣町の室蘭にいったことがあるんだけど、その時見に来たよーって人いる?」

めっちゃいっぱいいた!

「ありがとう、すいませんね、おまたせして(笑)ではきいてください、HATE」

●HATE(アンプラグド)

 

「次の曲は、死んじゃった少女の目線で描いた曲。

その子はジャンキーで、歌詞はジャンキーって表現はやめろって直させられて「ジャンクいい」ってかいてありますが、ジャンキーって歌ってます(笑)死ぬ直前に、いい子になって、丘の上から町を見下ろして…」

「前のバンドで、北海道のもっと上のほうに行ったことがあるんですけど、そのときね、天気がいいときはロシアまで見えるんですよっていわれた」

「歌詞に【ロシアのハンマートーン】ってでてくるの。ハンマー、金槌ね。グレーの、ああいう色のことをハンマートーンっていうらしいんですけど、そういう景色」

●SWEET CANDY RAIN(アンプラグド)

喉がつよいなぁ。いい曲だなぁ。むかしはあんなに苦手だったのに、いま、大好きだもんなぁ。

【みんな帰りたい ほんとはもう】

ここから10年でHEARTSの【帰りたい 帰れない】だもんなぁ。

 

「みんな、よかったら座っていいよ?ぼくらも座ってるし。

僕の座っているスツールは、(ここ忘れた。アンティークの椅子だかなんだか)

このライブを終えたら、苫小牧っていう港町から、みんなでちょっとした航海を終えて、イギリスにたどり着けるかもしれないじゃない。そんな船旅みたいだよね。

 

ステージにはね、このツアーのさいしょからずっと、スコッチのシングルモルト、ラガブーリンってお酒を置いてあるの。

みんなの拍手や歓声を、ずっと聞いててくれてる。ファイナルの福島で、おいしくいただこうとおもって。

みんなも5月18日は、心のどこかで、今日ファイナルだよなーって思ってくれたらうれしいです。

今からちょうど10年くらい前、YOSHII LOVINSONから吉井和哉って名前にかえて、BEAUTIFULって曲のPV撮影でスコットランドにいきまして。

そのころの僕は30代後半で、人間的にもまだまだ未熟で、小さな壁にぶちあたっていろいろ悩んでいたんですけど。

あるバーでとなりになったおじさまが、スコッチを一杯おごってくださった。

消毒液みたいな味だなぁなんておもっていたんですけど。

あの町は、ウェザーシックっていう、天気が悪いせいで心を病んでしまう病気があるくらいの、どんよりした天気がつづいていたころだったんですけど、そのバーを出て、夜空を見上げたら星がきれいでね…。

弱い男の歌です」

●MY FOOLISH HEART(アンプラグド)

【ごめんなさい そばで見守れなくて】

●BEAUTIFUL

【髪を撫でて 手を握って 目を閉じて】

そばに寄り添う殿方にしてほしいことはこの3つでR。

 

「次の曲は20代半ばのころに作った曲。女性目線の恋の歌。

きょう会場にいるひとは、若い人ばかりじゃないでしょ。それなりの年齢のひともいるでしょ?(にっこにこ)

いま、パートナーといっしょにいるひと?

いやいやつれそってる?そんなこといわないで。

これは、かなわなかった恋の唄」

●4000粒の恋の唄(アンプラグド)

【Cry さみしいよ】って、ほんっとうにさみしそうに、ささやくようになげくようになげやりなように歌うから、わたしまでかなしくなりました。

 

 

「次の曲は、娼婦が主人公。またかよ、どんだけ娼婦が好きなんだ(笑)

ソロになって10年目にして初のベストアルバム「18」を発売しました。

かずやだから18.あとは十八番、とかいろいろいっていたけど、さいきん思い出して、ぼく18歳の時に静岡から東京に出てきたんです。家出ね。

で、アーグポリスってジャパメタのバンドをはじめるんですけど、はじめてツアーで訪れたのが北海道なんです。フェリーに乗って、冬ですっごくさむかったけど、景色がきれいで、忘れられない思い出です。

けっきょくすこししてそのアーグポリスは解散して、ぼくはベーシストのまま新しいバンドをはじめるわけですけど、次の曲は、ベーシストのまま、最初から最後まで作りました。

そんな昔の曲をまさか今回のツアーでやることになるとはおもわなかったけどね(笑)

一番最後の「あなたにもお花をあげましょう」というフレーズが浮かんだとき、深夜のモスバーガーで、これは天下取れるぞとおもった(笑)

まぁある意味、天下、とったけどね」←言い逃げるようにタイトルコールした!

●LOVERS ON BACKSTREET

このタイトルコールがね、映像に残ってるTHE YELLOW MONKEYのころとおーんなじだったの。歓声にまぎれこませるように、わーんわーんって泣いてしもうた。

 

●バラ色の日々

FLOWER&POWERLIGHTツアーで聴いたわよ!でもすきだからうれしい(^-^)

●WINNER

●BELIEVE

【人は皆 星になる そのわけは そのときわかる】

ステージ上の照明が金色の星空みたいになって。

さっきの、スコットランドの星空がきれいだったんだよってMCのあとにその演出やってくれたらさいこうだったのにーって歯噛みした('ω')

ここでも詞にちなんでいるけどね。

 

●HEARTS

【帰りたい 帰れない あの日の町には】

【さよならごめん】

 

●Shine and Eternity

カメラで客席を撮っていたのはこのときだったかな?

「カメラおもーいっ」

ギターソロでバーニーさんがセンターにきて、吉井はバーニーさんのマイクスタンドの前でエアギターしてた(*´ω`*)

「明日からまたがんばってね!!!」

↑これを聞いて、あ、WEEKENDERやらないんだなっておもった(^-^)

 

メンバー紹介。(省略)(今回下ギのえるれがーでんのひといなかったー)

鴨南蛮ズです!

ソロになって、いつの間にかこうしてツアーをまわるようになって、最初からいたのはバーニーでしたね。それから鶴谷、じゅんご、最後に吉田が加わって。この鴨南蛮ズが僕にとって最高の誇りです。ありがとう!

●FLOWER

【あれから何年たったんだ?相も変わらずに困難だ だけど毎日をできるだけGOODに】

「自分を愛してね!」って今回も、にこにこしながら言ってた。

むずかしいことだけどねって含みがちゃんと感じられたから、ちゃんと受け止めて、なんどもうなづいたよ。泣けたなぁ。

 

ネクタイを緩めて、ジャケット脱いで。(黒ジャケグレーシャツ黒ネクタイ!やせたよねぇ)

客席から脱いで!コール。男性の野太い声で(笑)

あと、ちいちゃい女の子の声で、「よしいしゃんだいすきー」って。なごんだ笑

 

「えー、もう一曲やりたいとおもいます。

吉井和哉最新の新曲。…最新の新曲てへんだな。

血潮という曲をやりたいのですが、この曲、メインがフラメンコギターなんです。

が、このバンドにはフラメンコギターがいません。フルチンコギターしかいません。

そこでね、いま、エアーバンドという表現者がいますよね。

演奏力よりハートが大事っていうね。

エアーバンドとしてやってみたいのですが、

(客が盛大な拍手を贈ってて、なんだか感動してしまった。エアーバンドをみんな知ってて、受け入れられているんだねぇ)

とはいえ、せっかく弾けるのにエアーバンドっていうのもね。

そこで、今回のツアーの裏テーマが「引き算の美学」という。

ここは僕のアカペラでやってみたいとおもいます。

途中から吉田がカホン(四角い椅子みたいな太鼓)を叩き始めます。で、サビになったら僕が手拍子を始めるから、みんなもいっしょに手を叩いてもらえたら、すてきなグルーブがうまれるんじゃないかなとおもいます。自由参加ですけどね。

ずっと手を叩いていると、手のひらがじんじんしてきます。

それが、血潮です。

みんなで血潮を感じながら、最高のGOODを生み出していきましょう。

今日は本当にありがとうございました」

●血潮

【がんばれって何度もいわないで】

【さよなら いつも おびえていた私】

喉は繊細な楽器のひとつなんだとつよくおもいました。

ドラマチックな曲の強弱が、吉井の歌声ひとつで表現されて。空気がびりびりびりって揺れるくらい強いひずみが印象的。すごかったわ。ほんとうにすごい。

手拍子はすこしむずかしかった(^-^)

 

 

おつかれさまでした(*´ω`*)

すごいわよ、ほぼ休憩なしで2時間半。あのスクリーンをつかった小ネタ以外、ずっとステージにいたもの。

 

で、例年とまったくちがうセトリだったんだねぇ。

早い段階で雨雲、エタニティ、LOVE&PEACEをやられて???ってなったし、

暴れるブロックが冒頭、3~4曲目だったから、あんまり汗かかなかった。

そして全体的に、よくしゃべる!!

2011年以降、たぶん、吉井の中でおもうところがあったんだろうなって印象をうけました。

WEEKENDERもビルマニアもない、新鮮なシメでしたよ。さいごの何曲かは、これでオーラス?え、血潮やらないの?あ、まだ歌ってくれるの?ってはらはらどきどきでした。

 

またがんばろうねぇ。すてきな曲と歌声を浴びて、さいこうの気分です。

帰り道はちいちゃくて白っぽいきつねをみたよ。

 

 

おつかれさまでした(^-^)